建設業を営んでいる方で、元請け下請けの区別をしなければ、公共工事にたずさわっている方がほとんどではないでしょうか。
ご自分の事業所が主体となった元請けとして公共工事を受注するのであれば、事前に準備が必要ですので、ここで簡単に流れをご紹介します。
1. 建設業許可を取得する
実際の工事が500万円未満であっても建設業許可は必要です。
2. 経営事項審査を受ける
経営事項審査とは、簡単に言うと、その業者がどれだけの能力や規模があるのかを具体的に点数化したもので、「この建物は○○点以上の業者に依頼したい」などと行政側も選びやすくなります。
3. 入札参加資格を申請する
うけたい公共工事の相手ごと(国、都道府県、市町村など)に申請する必要があります。また、申請期間が決まっていることも多く、タイミングを逃すと1年間は入札できないということがあるので、確認と注意が必要です。
●まとめ
以上、3点を満たせば、公共工事の入札は出来ます。
あとは、いかにして落札するか?というところです。
入札は、複数の入札者がいれば、当然「一番安く工事出来る!」と金額を提示できた業者さんが落札します。
最低制限価格という金額を下回ると失格になりますし、利益も少ないです。高くし過ぎたら落札できない可能性もあるし・・・見積もりをいかにうまく出来るか?という能力も問われています。また、業者さんのランクを決めた経営事項審査の点数がなるべく高くなるように事業をより良く発展させることも必要です。
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